心理学用語

ドア・イン・ザ・フェイス

ドア・イン・ザ・フェイス(door-in-the-face)とは、交渉において、最初に大きな要求をして、相手が断った後に、より小さな要求をして、相手が受け入れやすくするテクニックです。

このテクニックは、1966年にアメリカの心理学者ロバート・チャルディーニによって提唱されました。チャルディーニは、ドア・イン・ザ・フェイスが効果的である理由として、以下の3点を挙げています。

1. 人は、一度承諾した要求を守ろうとする心理があります。

2. 人は、相手に良い印象を与えたいと思っています。

3. 人は、一度断った要求を受け入れると、自分自身を正当化しようとします。

ドア・イン・ザ・フェイスは、さまざまな場面で効果的に使用することができます。例えば、

* 寄付活動

* 商品の販売

* 政治活動

* 人事交渉

などです。

ドア・イン・ザ・フェイスを使用する際は、以下の点に注意してください。

* 最初の要求は、相手が断っても許容できる範囲にする必要があります。

* 最初の要求を断られた後、すぐに小さな要求を出すのではなく、少し時間を置くことが効果的です。

* 小さな要求は、最初の要求と関連性がある必要があります。

ドア・イン・ザ・フェイスは、交渉において非常に効果的なテクニックですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。上記の注意点を守って使用することで、交渉を成功させることができます。

参考URL:

ドアインザフェイスとは?具体例と注意すべき失敗例、フットインザドアとの違いも解説 | 株式会社Sprocket


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